百姓繚亂~人外魔姦傳~
VAL-0026
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――時は大江戸時代。徳川家康公が統治する時代。 人々は長く続く飢饉で苦しんでいた。 コナギが住まうこの村も例外ではなく、數日後に控えた年貢の取立てにどうしようかと苦悩していた。 このままでは、村が滅んでしまう。 人々は共に頭を抱えるしかなかった。 そんな時、村に神様が奉られていることを知るコナギ。 だが、その神にだけは頼ることを拒む村長。 しかし村人の期待の視線に負け、村長は禁斷の蔵に立ち入ることを決斷する。 そこに奉られていたのは、ふんどし。 それは “ふんどし神様” のご神體だった。 奉られていたのがふんどしの神様だったと知った村人たちは落膽。 だがコナギは、その薄汚れたふんどしを洗濯してやるのであった。 すると、その日の夜。 コナギの家に降り注ぐ光。そして降臨するふんどし神様。 ……いや、ふんどし仙人。 神様の正體は、女好きのふんどし仙人様であった。 ふんどし仙人は、この村人たちの苦しみの元凶である者たちを討てとコナギに諭す。 そのために、力を授けるとも。 しかし、その力の伝授にはある儀式が必要だと言う―― あまりにも卑猥な儀式を経て得た、“一揆闘仙” の力! コナギはその力をもって、諸悪の根源、領主である大名を討つ一揆を起こす! 彼女の前に立ち塞がるのは、謎の薬を操る役人、將軍配下の忍び、謎の妖術を使う少女。 さらには餓鬼、天狗、河童などの妖怪に加え、本多忠勝や武田信玄、平賀源內などまでもが、人外の力を得て刃と肉棒を向けてくる! 人間の範疇を明らかに超えた力の存在。 いったい、この世で何が起こっているのか !? 大名を討つだけでは終わらない! たった一人きりの一揆が、今、はじまる――!