籠女之繭
TB-053
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受胎連鎖、くノ一たちが亂れ咲く―― 舞台は一見なんの変哲もない學園。 しかしその學園には、夜間のみ活動が許される 『忍組(しのびぐみ)』 が存在していた。 忍者の家系に生まれた主人公・恭一も、『忍組』 の學生の一人だった。 もっとも恭一は、“忍” という自分の血統を気に入ってはおらず、不真面目な學生生活を送っていたのだが…… ある時、そんな生活を大きく揺るがす事件が起こった。 恭一が以前より憧れをもって見つめていた少女・繭子の身に、危険が迫っているというのだ。 首謀者は、この學園の學長だった。 “女體回帰”―― 今や幻となってしまった、実在するともはや思われていなかった忍術。 “生前の記憶を殘したまま、再び現世に生まれ出る” という秘術中の秘術を、死に瀕した學長が発動させたらしい。 “記憶を持った胎児” ……それを産む “母體” として選ばれたのが、繭子だった。 恭一は繭子のため、忌み嫌っていた “忍” として働くことを決意した。 果たして恭一は、繭子を護り切ることが出來るのだろうか。 それとも……。 襲い來る刺客たちとの淒絶な忍法合戦が始まる。