マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ02
GER-5006
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2004年2月23日、ユーラシア大陸に存在する全てのハイヴに対して一斉投下されたG弾は地表構造物を一掃。 追い詰められた人類が打った起死回生の一手 『バビロン作戦』 の成功は目前と思われた。 だがG弾の集中運用は大規模重力偏差という、未曾有の大災害を引き起こした。 剝き出しになった海底は塩の砂漠へと変貌し、大気圧の激変により安全だったはずの後背地は壊滅、重力異常は人工衛星網を破壊し、原因不明の電離層異常は大気圏內通信を分斷した。 さらに2004年6月――かつての地表から一掃され、深海に冇したはずのBETAが再び人類の前に姿を現した。 過酷な自然環境に殘された僅かな居住可能域を守るため、人類は激減した戦力を以って絶望的な戦いの再開を餘儀なくされた。 そして2005年10月、人類はまだ生きている。 生存が絶望と同義となったこの世界で、日本帝國軍・龍浪響中尉もまた、明日なき戦いに身を投じてゆく――